水槽の移し替え

田中です。

 

昔、カメを飼っていたことがありました。

水槽で飼育していたので定期的に水を替えていたのですが、

何かの飼育本に「カメの水槽の水を替える際は一度に水を全部捨ててはいけない」と書いてあるのを見ました。

一度に水を捨てると新しくきれいな水になることが、かえってカメのストレスにつながるそうです。

 

なぜ、この話を思い出したかと言うと、いま僕自身が絶賛水槽の入れ替え中だからです。

私田中、社会人半年ちょいにして実家を出て一人暮らしを始めようとしています。

昨年12月の中頃に契約し、もう物件も借りて家電や家具も入れているのですが、なんとなく住む気になれず、未だにそれなりに散らかった実家の自室でダラダラしてしまっています。

 

飼っていたカメの立場になって、急に水槽が入れ替わるストレスを身を持って体感していると言ったところでしょうか。

ごめんなマイケル、あの時労わってあげれなくて。

 

社会人になって、なぜだか自分を飼っているという認識を持つことが増えました。

飼うというか、乗りこなすという感覚ですね。

たぶん、生身の自分では社会という路上を走るのが怖いので、

自分と社会の間にマシン田中という車体を置いて走らせることで、自分を守っているのだと思います。

 

しかし、このマシン田中はすげぇ走り辛れぇ車です。

なにぶん未完成なので、道でパーツを拾って組み立てながら走らせないといけません。

また、走り辛いのは僕自身がドライバーとしてまだまだ未熟なせいでもあります。

なにせ今まで生身の自分で路上を走っていたのに、社会に出ていきなりドライバーになって自分を運転し始めたからです。

アクセルとブレーキを同時に踏んでよくエンストを起こしてしまっています。

 

ただ、比較的若い車だからかエネルギーだけはあり、エンストの時間が頻繁で長いです。

毎日ひっそりとエンストを起こして、静かに停滞しています笑

そんな特徴のあるマシンです。

 

この文章もエンストみたいなものなので、これを読まれている皆さんに臭っさい排気ガスをまき散らしているかもしれません笑

本当にすみません。

 

エンスト状態を脱するために、もうちょっとガスを吐きます。

これだけ何回も長いエンスト状態に陥ると、自分のエネルギーの量を恨みたくもなります。

いっそ、自分のエネルギーを欲している人にあげたい、捨てたいと思います。

試しにGoogleで「自分のエネルギー 捨てたい」で調べてみると、

放射性物質の適切な処分の仕方についての結果表示が頭に出てきました。

≒死にたいってことが分からないんですかね。少し彼を軽蔑します。

 

なんて言ってもしょうがありません。

僕がマシン田中で走ろうとしている道路は、仕事・ビジネスという面での社会です。

仕事・ビジネスは、とても偉大です。つい怠惰になる人間を動かし、利益を生み、発展させる仕組みだと僕は感じています。ただ、そこの仕組みに関わりが薄い個人の感情は、その仕組み内において優先順位が低くなります。

仕組み内における、個人の感情の優先順位を上げるためには、その感情がいかに仕事に

結び付くか説明・説得する必要があります。

個人の感情と仕事の関係を説明・説得すれば、個人の感情も仕事に結びつきますが、そんなこと、ぶっちゃけすげぇ面倒くせぇですし、生身で降り立てず未完成の車で走っている僕にできる芸当ではありません。

そもそも、こんなこと考えただけでエンストを起こしてしまいそうです笑

だから、今年は個人の感情と仕事をはっきりと分け、休日や趣味でやることは個人の感情全開で行こうと思います。

だから、休日はビジネスのことを考えない「アンチ・ビジネス」ぐらいの姿勢でいたいですね。(どうせ考えてしまうので)

ビジネスだと捉えると走り方も分からないからモタモタするけど、本来僕は好奇心旺盛な知りたい君なので、そう捉える事で自分の力を引き出していきたいです。

 

それこそ自分の興味を活かしてやってみたいことがあります。

それは、メディアが取り上げない(ビジネスとして成り立たない)開いてるのか分からないお店を取材して雑誌をつくることです。

雑誌といっても最初はSNSのアカウント上に載せるという形態を取っていって、

誰もが見かけたことはあるけど、入るのに少し抵抗があるようなお店に取材して、中の様子やお店の人のインタビューなどを雑誌風にまとめて投稿します。

集客を目的とするコンテンツというかは、歴史の記録といった形で進めていきたいです。

コンセプトは「ほっとこうちが取材しない店」です笑

どうしても、仕事のことを意識した1年だったので、今年は1円にもならないような趣味全開のこともやっていきます!

 

こんな感じで僕は、波がありつつもなんとか元気です。

今年も1年よろしくお願いします。